女将のつれづれ

何事も奥深く・2

「何事も奥深く・1」からつづき芒の穂の生え方も本当に様々にあって、穂ももちろん、葉っぱの形も様々だから、実は皆様が、絵に描くような“穂が金色で茎から一方方向に美しく出ている芒”というものは、少ないのであります。今年は...

何事も奥深く・1

【何事も奥深く】以前、素晴らしく聡明で博学の方々ですが、山の“芒(すすき)”のことは、さすがに東京という都会にお住まいの為、ご自身のご辞書には無かったようで、とてもご興味を持って聞いて頂きました。(笑)白山麓とい...

オソロシクアートな花。(笑)

父が昨日「中秋の名月は少し欠けてたんだよ。今日のお月様はほぼ満月らしいよ。」そう言ったので、絵に描いたような「月と芒」を見たくなり、娘とすぐ傍の田んぼなのに、熊が出そうで怖いので車で見に行ってまいりました。稲刈りの終...

中秋の名月

ぽっかり「月惜しみ山」に浮かんだ中秋の名月。白山さんの鎮守の森に囲まれているので濃紺の空と山と月だけ。夜は真っ暗な山間だから月明かりが本当に明るい。静かな静かな夜。

翡翠塩

ライフスタイルがオシャレでセンス溢れるお友達のYokoさんから、この時期だけの露草で作る「翡翠塩」(翡翠は緑色と思ったのですが、美しい青色もあるのだそうです)を教えて頂いた。朝しか咲かない露草。手を瑠璃色に染め...

未知との遭遇

お部屋のドライヤーがお分かりにくかったようなので(本当にごめんなさい)、お部屋の洗面所に明記して、ドライヤーの籠に木板で名前を書きました。全六室しかない、小さな、小さなオーベルジュですが、他にはない“様々”がいっぱ...

雨の朝

白山比咩神社様の鎮守の森に守られているせいで、坂道が多い私共の古い家屋は、渡り廊下が多い。この渡り廊下は、お泊まり様だけが通る、お風呂に行く渡り廊下。(上のお写真の廊下がそれでございます。)実はこの廊下の下は公道...

食べられる野草の話

田んぼの畦道に咲いていた、ノボロギク。(真ん中のあんまりきれいじゃない下向いて咲くお花です)生けてみたら、意外と長く持つ事と赤い花だけ食用になることがわかったんです。(黄色と橙色は毒草ですから、決して...

辻ソムリエをお招きして【日本酒と料理とのカップリング】勉強会。

9月の3日になりますが、金沢シャトーシノン・オーナーで、日本ソムリエ協会理事のシニアソムリエの辻健一氏(氏は利き酒師もお持ちです。)をお招きしての、「白山市のお酒と和田屋の料理とのカップリング勉強会」をさせて頂きました。...

もくず蟹のお味噌汁

今日のご宿泊のお客様のお料理から。「もくず蟹」(別名シャンハイ蟹)の最後の鮎ご飯と共に召し上がって頂くお味噌汁。久しぶりにたくさんのもくず蟹を見ました。これはお味噌汁が本当に美味しい、実は手取川にもたくさんいる...

「世界に一つだけの和田屋だけの世界を」

写真は「WunderKummerⅠ-leaf」という」タイトルの金属アートの和田真以子さんの作品。奥は「ストーム・グラス」といって天候の変化によって様々な表情の結晶化を繰り返す19世紀ヨーロッパで≪航海時の天候予測器...

献立の元は材料にあり。

私の毎日のお献立書きは、ここしばらくお陰様で更に増えて、忙しくさせて頂いております。六室しかない小さなオーベルジュですから、そのお部屋ごとに「特別お献立」になりまして、予約係が書いてくれますご予約帳の詳細を料理長が読...