女将のつれづれ

地味好みな訳(笑)

「まだ若いんだからもっと明るい色のお着物も着たらいいのに。」とたまにお客様がおっしゃって下さいますが(笑)たぶんどの料理屋のおかみさんも同じと思いますが、私共の着物はお仕事の制服ですので、ほぼ好みというより、お客...

Kくんのお着き菓子

以前は、ご宿泊のお客様がお着きになられてから、お茶とお菓子をお部屋にお持ちしたり、お部屋での様々なご説明で、私共スタッフが長くお客様のお部屋に留まっておりましたのですが、この時期でございますので、ご宿泊のお客様がご到着...

秋の様々。

【秋の様々】花が終わってタネになったモノや、乾燥して冬を迎えるカタチになった花のナゴリも、歳を重ねる毎に好きになっております。小さなまぁるい実や、乾燥してモヘヤのセーターのような芒(ススキ)の穂は、掌に乗せると...

何事も奥深く・2

「何事も奥深く・1」からつづき芒の穂の生え方も本当に様々にあって、穂ももちろん、葉っぱの形も様々だから、実は皆様が、絵に描くような“穂が金色で茎から一方方向に美しく出ている芒”というものは、少ないのであります。今年は...

何事も奥深く・1

【何事も奥深く】以前、素晴らしく聡明で博学の方々ですが、山の“芒(すすき)”のことは、さすがに東京という都会にお住まいの為、ご自身のご辞書には無かったようで、とてもご興味を持って聞いて頂きました。(笑)白山麓とい...

オソロシクアートな花。(笑)

父が昨日「中秋の名月は少し欠けてたんだよ。今日のお月様はほぼ満月らしいよ。」そう言ったので、絵に描いたような「月と芒」を見たくなり、娘とすぐ傍の田んぼなのに、熊が出そうで怖いので車で見に行ってまいりました。稲刈りの終...

中秋の名月

ぽっかり「月惜しみ山」に浮かんだ中秋の名月。白山さんの鎮守の森に囲まれているので濃紺の空と山と月だけ。夜は真っ暗な山間だから月明かりが本当に明るい。静かな静かな夜。

翡翠塩

ライフスタイルがオシャレでセンス溢れるお友達のYokoさんから、この時期だけの露草で作る「翡翠塩」(翡翠は緑色と思ったのですが、美しい青色もあるのだそうです)を教えて頂いた。朝しか咲かない露草。手を瑠璃色に染め...

未知との遭遇

お部屋のドライヤーがお分かりにくかったようなので(本当にごめんなさい)、お部屋の洗面所に明記して、ドライヤーの籠に木板で名前を書きました。全六室しかない、小さな、小さなオーベルジュですが、他にはない“様々”がいっぱ...

雨の朝

白山比咩神社様の鎮守の森に守られているせいで、坂道が多い私共の古い家屋は、渡り廊下が多い。この渡り廊下は、お泊まり様だけが通る、お風呂に行く渡り廊下。(上のお写真の廊下がそれでございます。)実はこの廊下の下は公道...

食べられる野草の話

田んぼの畦道に咲いていた、ノボロギク。(真ん中のあんまりきれいじゃない下向いて咲くお花です)生けてみたら、意外と長く持つ事と赤い花だけ食用になることがわかったんです。(黄色と橙色は毒草ですから、決して...

辻ソムリエをお招きして【日本酒と料理とのカップリング】勉強会。

9月の3日になりますが、金沢シャトーシノン・オーナーで、日本ソムリエ協会理事のシニアソムリエの辻健一氏(氏は利き酒師もお持ちです。)をお招きしての、「白山市のお酒と和田屋の料理とのカップリング勉強会」をさせて頂きました。...