今年は庭の万年青で。
我が家の庭の万年青(おもと)はいつも小さくてお正月に生ける万年青は買ってきていたのですがこれも自然のままで野生的で良いと思い思い切って今年は買わずに生けてみることにいたしました。今年は本当にたくさん肥やしを撒いてお花屋...
当屋のお玄関には、石川県出身のアーティスト・諏訪綾子さんの白山杉の間伐材を使った「タリスマン」(お守りの意味があります)が2021年からございます。
また、これより更に10倍くらい大きなタリスマンは、金沢の私設美術館「KUMU」(カム)にも三年間飾られて、今年10月末に、諏訪綾子さんのタリスマンは閉幕し、その後11月に、白山市白峰村にて、諏訪綾子さん指揮の「タリスマンを森に還すリチュアル」が行われました。
このリチュアル(儀式)に参加しますと、各お家に催しの折に配られていた、カラカラに乾いて、森に還りたがっていたタリスマンを、諏訪綾子さんが心のこもった言葉と、独特の美しい様式で、その当日いらっしゃる皆様とともに、森に感謝し、火の中にくべられます。
乾いた私共和田屋のタリスマンも、KUMUさんの大きなタリスマンも、瞬く間に大きな炎となり、皆様の顔も心も、温かい橙色に染められていきます。そして、当屋のお玄関には、また、白山麓の森から、諏訪綾子さんがお作りになられた「新しいタリスマン」がやってまいりました。
どうぞ、諏訪綾子さんの「森に還すリチュアル」は石川県、山梨県をはじめ行われております。
日本の森を愛し、その間を通ってきた雪解け水、伏流水を愛し、木を愛し、その森を守る為に日夜働いているフォレスター達を愛しみ、私達が当たり前のように飲む「飲み水」や木から与えられるものに、今改めて感謝したいと思っております。