「タリスマン」を森に還すリチュアル。

2023年12月9日

 

当屋のお玄関には、石川県出身のアーティスト・諏訪綾子さんの白山杉の間伐材を使った「タリスマン」(お守りの意味があります)が2021年からございます。 

また、これより更に10倍くらい大きなタリスマンは、金沢の私設美術館「KUMU」(カム)にも三年間飾られて、今年10月末に、諏訪綾子さんのタリスマンは閉幕し、その後11月に、白山市白峰村にて、諏訪綾子さん指揮の「タリスマンを森に還すリチュアル」が行われました。

このリチュアル(儀式)に参加しますと、各お家に催しの折に配られていた、カラカラに乾いて、森に還りたがっていたタリスマンを、諏訪綾子さんが心のこもった言葉と、独特の美しい様式で、その当日いらっしゃる皆様とともに、森に感謝し、火の中にくべられます。

乾いた私共和田屋のタリスマンも、KUMUさんの大きなタリスマンも、瞬く間に大きな炎となり、皆様の顔も心も、温かい橙色に染められていきます。そして、当屋のお玄関には、また、白山麓の森から、諏訪綾子さんがお作りになられた「新しいタリスマン」がやってまいりました。

どうぞ、諏訪綾子さんの「森に還すリチュアル」は石川県、山梨県をはじめ行われております。

日本の森を愛し、その間を通ってきた雪解け水、伏流水を愛し、木を愛し、その森を守る為に日夜働いているフォレスター達を愛しみ、私達が当たり前のように飲む「飲み水」や木から与えられるものに、今改めて感謝したいと思っております。