食べられる野草の話

2020年9月17日

  
田んぼの畦道に咲いていた、ノボロギク。(真ん中のあんまりきれいじゃない下向いて咲くお花です)

生けてみたら、意外と長く持つ事と赤い花だけ食用になることがわかったんです。(黄色と橙色は毒草ですから、決してお食べにならないように。)

実際に娘が茹でてお浸しにして食べたら、「春菊のようで美味しかった。」と言っていました(笑)…が、間違えてしまえば大変な事になります故に、決してお客様にはお出し致しません。

野には、本によっても“食用”と“毒”と両極端に違うものがあるので、私共では決してどちらかわからないものはお出し致しませんが、実は、家族はちょっとづつ“食べられる”とあれば食べてみていて、何度か家族の人体実験ののち(笑)、あまりにも美味しいものは料理長に相談してお出ししてみます。

ちょっと前までは、「コシアブラ」の新芽も余り食べる事がなかった白山麓ですが、近年になって食べるようになったもの、食べなくなったものがあります。

近頃ではハイカラに言うと「ローカル・ガストロミー」(地域の風土・文化・歴史・などを料理に表現すること)とか言うんだそうですが、食生活は時代と共に変わってまいりますね。