「世界に一つだけの和田屋だけの世界を」

2020年8月15日

  写真は「WunderKummerⅠ-leaf」という」タイトルの金属アートの和田真以子さんの作品。奥は「ストーム・グラス」といって天候の変化によって様々な表情の結晶化を繰り返す19世紀ヨーロッパで≪航海時の天候予測器≫なんだそうです。

和田屋のアートコンセプトは、「水・白山・神域・自然界の中にあるもの」としています。そして食のコンセプトは「白山麓らしさを感じるもの、日本料理の手を抜かない基本を大切にしながらsimpleであること」を大切にしております。

和田真以子さんの作品の他に、当屋では金属、漆、陶芸などの伝統的でありながら、若い作家さんの作品を多く取り入れております。多くは30~40代の作家さんの若いエネルギーを、創業150年、建物は100年の古い当屋に取り入れることによって、また、新しさと、脈々と繋がっていく日本の伝統美を、皆様にお伝えしていけたらと思っております。

和田真以子さんの作品は、当屋に数か所ございます。彼女のモチーフはモルフォという蝶なんですが、写真の作品も≪葉っぱのようであり、昆虫の羽のようでもある作品≫とご本人がいうように、一見「なんだろう?」の作品が多いのですが、ご覧頂いた方が、自然にそのままを感じて頂けたら、白山麓を感じて頂けたらと思っております。

お料理の蓮(ご近所、鳥越地区の辻さんの蓮畑の蓮です)の中は、「焼きナス胡麻豆腐」針生姜と紫蘇の花、焼きナスの黒くなった皮を粉にしてお掛けしてあります。(夜の20000円のコースより)

≪世界に一つだけの和田屋だけの世界≫を更に目指して、皆様に楽しんで頂けたらと願っております。
本日もようこそありがとうございます。