これからの和田屋へ

2019年5月6日

 今年は長いGWも終わりまして、私共も、そして、きっと皆様も日常が戻っておいでかと思います。

恐れながら、新しい「令和」の時代になりまして、和田屋(わたや)及び、和田(わだ)の家族の形も変わろうとしております。五代目主人も八十を超えまして、亡主人六代目の法要が今年十七回忌を迎えます。息子も新しい時代に向けまして、新たな和田屋を模索中でございますが、父から孫になる息子に継いでいくまでにはあとしばらくかかるかと思っております。

私は六代目女将としてのお仕事もさせて頂きながら、今後は、サポートを必要としている家族もおりまして、長女としての家庭の役割の負担の方も大きくなってまいりそうな気配でございます。

そこで、誠に恐れながら、今後は、ご慶弔御席や他ご宴席を除いて、カップルのお客様やご家族様の大事なお時間はお邪魔しないよう、お着物を着ないで皆様をお迎えする日があるかと思いますが、どうぞお許し下さいませ。

皆様の前には出なくとも、山野草を生けたり、献立や他の様々な書き物を書いたり、館内の設えを考えたりしながら、スタッフと寄り添い、お客様のお気持ちを第一に考えます私のスタンスは、今後も変わりません。

どうぞ、このような形をお許し下さいまして、この令和の時代が、皆様におかれまして更なるご発展の年となりますように、私共の店もいつまでも皆様に必要とされますように、新しい時代に続いていきますよう心よりお祈り願っております。いつも本当にありがとうございます。