雨の朝

2020年9月18日

  白山比咩神社様の鎮守の森に守られているせいで、坂道が多い私共の古い家屋は、渡り廊下が多い。

この渡り廊下は、お泊まり様だけが通る、お風呂に行く渡り廊下。(上のお写真の廊下がそれでございます。)

実はこの廊下の下は公道で、今ではこんな造りの廊下は造れない、古き良き昔の建物なのでございます。

ミシン椅子を綺麗に漆をかけて頂き、根来塗りにして頂いた。(15年くらい前かな)

時間をかけて、少しずつ少しずつ気に入ったモノにしていく。

ヒトもモノも、手を掛け、時間を掛け、愛しんでいくと、その思いに応えてくれるような輝きを増す。

そんな輝きをそっと次に繋がっていくように見守っていく…そんな時間が美しいと思うコノゴロでございます。