【料理王国】さんの8月号の掲載して戴きました。「すべては水からはじまる」と題して、当屋の地下水・硬水(やや硬水です)から出汁が引くことが珍しいと、取材して頂きました。
一般的に、「日本料理の繊細な味は出汁で決まる」と言われております。また、その出汁は、日本に多い軟水から取ることが多く、硬水からは、一般的に、良い昆布・鰹の出汁を取ることは難しいと言われております。
実際、当屋の水は、出汁はもとより、お茶までもなかなか出にくいのが現実でございますが、当屋の白山霊水(冷泉)は、お隣の白山ヒメ神社様と同じ、清らかで貴重な地下水でございますので、この水を使わなくてはと、代々の料理長が工夫を重ねて、今に伝わっております。
「丁寧に出汁を引くこと」から当屋の一日は始まります。
当屋のほぼすべてのお料理にこの「出汁」は使われます。
どうぞ、お客様が「優しい味」とおっしゃる当屋の料理、そして、2016年ミシュランで「一つ星」を頂戴致しました、当屋の味を召し上がって下さませ。