11月からは本格ジビエ・シーズンに
11月15日の狩猟解禁とともに本格的ジビエシーズンの到来でございます。今年婦人画報様にご紹介いただいた渋みたっぷりの熊鍋は地元の冬の甘いお野菜がたっぷり入って地元造り酒屋の大吟醸の粕仕立てでコラーゲンもたっぷ...
昨夜ご宿泊の、男性3名様の中のお一方から、朝お帰りの折に教えて頂いた。
「女将さん、お部屋の窓に、優曇華(うどんげ)の花が付いていましたよ。」
(写真の、糸のような先に小さな卵が付いているのがそれ。ガラスに映ってているので、見にくいかもです。)
「うどんげ?何ですか?それは?」
「3000年に一度咲くという、仏教の経典に出てくる架空の花に例えている、花のような、ウスバカゲロウの卵のことなんですよ。」
それからいろいろの話になり、文学少年のような五十過ぎの紳士御三方とのお話しは、昨夜の酒席よりも盛り上がり(笑)、
北杜夫氏の「どくとるマンボウ昆虫記」の中で、ウスバカゲロウのことを、北杜夫氏は、薄馬鹿下郎と勘違いしていた話やらで笑い、笑い、手を振ってお見送りさせて頂いた。
見ると本当に花のようにも見える。
孵化して成虫になると、30分しか生きていない種類もあるという、カゲロウの儚くも美しい卵を今日初めて知りました。